高級シティホテルからビジネスホテル、カプセルホテル、そしてレジャーホテルと縦横無尽にホテルサービスを斬りまくる! 日本を代表するホテル評論家 瀧澤信秋が、いまイケてるレジャーホテルを自ら選び訪問。徹底リサーチし、ゲストに支持されるこれからのレジャーホテルを浮き彫りにしていく連載。

第4回
WATER HOTEL S 国立店 (東京都国立市)

選ばれし大人たちのハイグレードリゾートホテル

中央道国立府中インターチェンジ至近の立地。妖艶、淫靡という言葉とはほど遠い、シンプルで美しい外観。至る所に「水」をテーマとした仕掛けがあり、客室に置かれたミネラルウォーターまで厳選。「水」がコンセプトのひとつでもある。全45室、さまざまなタイプが用意されているが、いずれの客室も調度品やリネンの質感、アメニティのクォリティに至るまで一級だ。

特筆すべきはインルームダイニングのクォリティ。利用率なんと90パーセント超とゲストから圧倒的な支持を受ける。和・洋、デザートに各種ドリンク、質を重視した豊富なラインナップで、グルメなゲストを唸らせる。特に季節で変わるメニューは大好評。必食の逸品揃いだ。原価率なんと60パーセント超という食材への飽くなき追求、バックヤードには本格的な厨房など、グルメなゲストがリピーターの多くを占めるというのも納得。

一般のホテルでは料飲部門も利益の要であるが、客室での快適滞在を実現するために「美味しい食事を楽しんでいただく」ことのみに主眼を置いているのだ。結果としてグルメファンも獲得、客室滞在時間は長くなるというから、デートのアレンジとしても楽しめそうなレジャーホテルだ。いや、もはやレジャーホテルではない、「リゾートホテル」で心身共に癒されるオトナ時間を提供する。

秀逸なハードは、ホテルを育てるソフト、ゲストに接しない卓越したヒューマンで時の経過と共に磨かれていく。


WATER HOTEL S 国立店
東京都国立市谷保6-10-8
http://www.water-s.jp/kunitachi/index.html
042-501-5255
休憩6900円~ 宿泊8900円~

ホテル評論家 瀧澤 信秋
日本で数少ない宿泊者・利用者目線のホテル評論家として、テレビやラジオへの出演、雑誌・新聞連載など、多方面で活躍。著書に「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)、「ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)など
http://www.takizawa-nobuaki.net/hotel/

「季刊レジャーホテル」通信

〈レジャーホテル通信⑥〉
第2弾緊急アンケート、8月前年比91.9%と堅調も「アフターコロナ」を見据えた新たな戦略が求められる

詳細はこちら

編集長が行く!
レジャーホテル視察ツアー



視聴はこちら


 業界のキーパーソン・企業を紹介する
 季刊レジャーホテルの連載企画

[第29回]
三富 俊和
エコテクソリューション㈱
代表取締役


全文はこちら

 


 業界のキーパーソン・企業を紹介する
 季刊レジャーホテルの連載企画

[第27回]
大越 昭宏
㈱サクシード 代表取締役

全文はこちら

New Open & Renewal

DOUBLE FUNABASHI
[千葉県船橋市]

LinkIcon詳しくはこちら

「季刊 レジャーホテル」最新号


▶︎詳細はこちら
「季刊レジャーホテル143号」


特設ページ(2023年度版)
こちらからお入りください