一般社団法人日本自動車旅行ホテル協会・東ブロックは去る2月6日、東京・目黒の雅叙園で新春講演会・新春賀詞交歓会を開催した。

16時から行なわれた講演会は「儲ける仕組みのつくり方」をテーマに、兵庫県立大学教授の井上昌直氏が壇上に立った。同講演会では「顧客価値とは何か」「顧客の支払い意欲を高めるには何が必要か」などについて、関西弁を交えながら熱く語った。なかでも、たざわ湖スキー場の再生プロジェクトでは、スキーヤーの食事に対する不満に着目して、日本一おいしいラーメン、カレーを提供することを提案。その実現のため、パートのおばんさん数名を連れて東京のラーメン店を食べ歩いたという。そして「美味しくなければ返金する」という営業施策を打ち出し、現場スタッフのやる気を引き出すことで、スキーヤーから高い支持を受けるまでになったという。 井上氏は、大学で教鞭をとりながら中小企業から上場企業まで多岐にわたるプロジェクトに関わることで、理論と実践の双方から経営にアプローチしている。そのユニークな発想は注目度は高く、著書『ビジネスモデルのグランドデザイン』は日本公認会計士協会学術賞を受賞している。

なお、講演会の終了後には、新春賀詞交歓会を開催。業界関係者を中心に約210人が参加した。

,likebtn,,{"twitter":true,"facebook":true,"mixi":false,"google":false,"mixikey":""}

過去のニュースはこちら