造花・生花による季節ごとの演出で
ホテルのイメージアップ【秋編】

㈱MICHALLON 代表
石川味季

レジャーホテルに必要な装飾を
アートな脳で考えてみましょう

秋の装飾といっても何通リもあるのです。多くの企業がコロナ後に必要になるのは、【アート思考】生み出す力だと考えています。固い思考や経営から出ることです。日本の文化には、季節を楽しみ自然の変化を大切にするという考えがあります。秋で思いつくことをまずは考えてみてください。弊社のアート脳研修でも考えることを大切にします。和、トンボ・月見酒・十五夜・名月・お彼岸・キノコ・魚・菊・まつり・神嘗祭・祈年祭・紅葉・酉の市・冬支度・セキレイなど限りないです。いくつ思いついたでしょうか?ここに他との違いが隠されています。



【ハロウィン本当の意味ご存知ですか】

ほとんどのホテルやサービス産業の皆さまは、ハロウィンの装飾をしているでしょう。カボチャ飾っておくか!倉庫からずっと使っているモールや装飾を出してちょっとくたびれた感じで飾っているなら、それは【装飾】ではありません。装飾というのは、「美しく装い飾ること」なのです。ハロウィンが10月31日というのは、ご存知かと思います。宗教が関係しています。古代ケルト人が起源のお祭りです。死者の霊は幽霊や悪魔などの姿をしていて家に戻ったときにご機嫌を損ねないように食べ物や飲み物を用意しておくのが伝統でした(日本のお盆と似ていますね)。
ケルト人にとっての1年の終わりは10月31日で秋の終わりを意味していました。冬の始まりに、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。つまり、キリスト教の行事ではないというのが見解です。11月1日の聖人の日(万聖節)の前夜祭がハロウィンというのは間違いではありませんが、2つは違う宗教です。今は宗教関係なく、世界各国でアメリカ風ハロウィン(民間行事)が流行していますが一緒にしないでほしいという宗教もあるということを知っておきたいです。


【秋の楽しいイベント】

新しい装飾でリピート客を育てましょう。美しくて楽しいイベント。たとえば
〇ボジョレヌーボ
〇リンゴと水(アップルボピングというゲーム)
〇ボーリングゲーム(悪魔や、どくろのシールでクーポンなどが楽しめる等)
〇仮装グッズ(ア邪悪な霊から身を守るコスプレ)
〇お菓子(トリックオアトリート用)
〇ハロウィン音楽
〇ジャックオーランタン、どくろや魔女で盛り上げましょう。


さまざまな効果が期待できる
ホテルイベント

前回で、7月7日 七夕(星まつり)短冊に願い事を書くとご利益があるという節句のお話を記事にさせていただきました。
なぜ、イベントをするといいのか?
〇季節を感じて刺激される
〇楽しんでもらえる
〇いままでと違う顧客がくる
〇インスタによる拡散が見込める
〇ホームページが動かせる
ざっとあげるだけでも、とてもプラスなことが多いですね。そういうことを一緒に考えて行くときに「花」は効果的なのです。弊社のような花装飾の会社に任せてしまえば簡単ですが、企画はオーナーさまが=考え=をもって行なうことが大切です。どんな顧客層を増やしたいのか。どの時間帯の集客をしたいのか。どの部屋を動かしたいのか。季節的に売上げが落ちるのはいつか。年間を通じて考えなければ効果が半減します。オーナーさま、または担当者さまの=考え=が大切です。

石川味季 プロフィール
国家検定フラワー装飾技能士1級いけばな池坊准華督教授。イベントの花装飾とお花の先生を育てる協会の経営を26年。女性の団体をまとめている女性目線の専門家。DFAフローリスト資格認定協会会長 https://www.michallon.com


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