造花・生花による季節ごとの演出で
ホテルのイメージアップ【夏編】

㈱MICHALLON 代表
石川味季

夏をイメージさせる花は
ひまわりだけなのか?

多くの企業がコロナ後に必要なのは、【アート思考】何か生み出す力だと考え、弊社のアートな脳をつくる生け花研修に問合わせいただきます。コミュニケーション力・判断力・俯瞰の目・正しい決断力が必要な時代なのです。
 【ディスプレイや装飾は先取りする】
 少し早く季節を感じるようにディスプレイは装飾されます。それは、脳への刺激が加わり新しい目線へ人が動くことを考慮して、いち早く刺激を発信するためです。夏=太陽=ひまわり。ほとんどの人がイメージする夏の花はひまわりです。しかし、【アート思考】として店舗の装飾を考えるならば、夏の花はひまわりだけではないと思います。
 ホテルに来店するお客さまの「年齢」「思い」「考え方」などを考慮し選択しましょう。どんな交通手段でいらっしゃるか?車の車種は?観察し思考を動かすことで見えてきます。それが思考です。



夏のイベント『七夕』
忘れていませんか

 77日 短冊に願い事を書くとご利益がある節句を七夕(たなばた)と言います。(星まつり)とも言われます。
 お客さまにアプローチするイベントとしては、とても面白いです。イベントに即した花の演出は部屋に価値をつくります。
 カップルには欠かせない「彦星さまと織姫さまが天の川を渡って1年に1度だけ出会える。ロマンチックな日」です。愛情節とも呼ばれ中国大陸では商店にとっての販売促進の一大商機なのです。
 使用する植物は、【笹竹】です。花の相性としては「朝顔」「クレマチス」「紫陽花」「すずらん」(51日にスズランをもらうと幸せになるという伝説からスズランの花もイベントに使える効果的な花です)。




 夏=海=バカンス=南国の思考から、青い海色と「ハイビスカス」「ブーゲンビリア」「蘭」、「プルメリア」「アンスリューム」「ストレチア」「多肉植物」「観葉植物」等の花も夏にピッタリです。ただし、くれぐれも滅茶苦茶な組み合わせは避けてください。逆効果でイメージを下げてしまいます。
 【売り物には花を飾れ】という慣用句があります。売り物をよく見せるために美しく飾れという意味です。滅茶苦茶な花を飾る。汚い花を飾るのは美しくないために逆効果なのです。
 皆さまの大切な空間のエントランスや入口を季節の花で演出にすることはゲストが刺激されます。再来店していただく大切なポイントです。
 店舗や商業施設がもっとも避けなければならないのは、劣化を感じさせることです。オープンした時は、どんなにおしゃれなホテルも劣化します。ゲストは観察しています。メンテナンスを入れて、花を変えるだけでリフレッシュします。少し汚れた壁の前におしゃれなフラワーアレンジを置いて見たらどうでしょ?
 どんなに壁を直しても、花が古いデザインでホコリをかぶった状態ではいかがなものでしょう?オーナーが考えることが大切です。


石川味季 プロフィール
国家検定フラワー装飾技能士1級いけばな池坊准華督教授。イベントの花装飾とお花の先生を育てる協会の経営を26年。女性の団体をまとめている女性目線の専門家。DFAフローリスト資格認定協会会長 https://www.michallon.com


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